LifestyleinGermanyvol.3
皆さま、こんにちは。
日が長くなり春の訪れを感じていた矢先、今日は一日雪模様のデュッセルドルフでございます。
外は氷点下でも室内は暖房をつけなくても暖かい、ドイツのアパートは気密性が高く、有難いです。その反面、匂いが籠りやすいという欠点もあるのですが…
そんな話はさておき、
Karneval,Fasching,Fastnacht!!!
2月はドイツ人の大好きなカーニバル(謝肉祭の季節です。
「第五の季節」とされるほど重要なイベントで、ファッシング、ファストナハトとも呼ばれています。
カーニバルの語源は、俗ラテン語carnem(肉を)levare(取り除く)に由来する。元々は四旬節が始まる灰の水曜日の前夜に開かれた、肉に別れを告げる宴のことを指した。(Wikipediaより)
カーニバル後からイースターまではキリスト教の断食期間とされており、その前にたくさんお肉を食べましょう!そして春の到来をお祝いしよう!といった意味があります。
しかし、今では宗教色は薄れ老若男女問わず思い思いの仮装をし、お祭り騒ぎを楽しみます。
デュッセルドルフはカーニバル三大都市のひとつ、今年は3年ぶりにコロナ前の規模で関連イベントが開催され、多くの人で賑わいました。
こちらは土曜日に旧市街で行われたKinderumzug(キンダーウムツーグ)という子供向けパレードの様子です。
小学校や幼稚園、その他クラブなどの団体で数キロの道を練り歩きます。
右上のトレーラーに書かれている「HELAU」の文字、こちらがデュッセルドルフの掛け声で、歩いている人たち観客も皆「ヘラウ!!ヘラーウ!!」」と掛け声を出し盛り上げます。お隣のケルンは「アラーフ」という掛け声が使われます。
↑そして掛け声と共にお菓子を観客に投げます。
「配る」のではなく、ではなく、ばら撒くのです。チョコレートやキャンディなどエコバックに入りきらないほど大量にもらいます。私たちはパレードのゴール付近にいたこともあり、お菓子の他におもちゃ、エコバッグ、ボディクリームのサンプルなど、ありとあらゆるものを頂きました。ゴールまでに配り切りたかったのでしょう。
ちなみにカーニバルに登場する山車はカーニバルの為だけに作られるそうです。日本のお祭り同様、一年に一度のカーニバルに暑い情熱を注ぐドイツ人がいるのですね。カーニバル組合に入れば誰でもこのカーニバに参加できます。
こちらは翌日、近所で行われた小規模のパレードの様子です。
両日ともにお天気に恵まれませんでしたが、ドイツの冬は仕方ないですね。
寒空の下、子供大人もパレードのパ開始を待ちわびます。
先頭は警察車両、「POLIZEI,HELAU!!」という警察官の掛け声
ともにパレードが始まります。
後ろに続くのは日本人小学校のグループです。忍者の格好をした子供たちがお菓子を手渡ししてくれました。
下の写真はバルコニーから見た様子です。
狭い道路を二階建てバスやスクールバスが通ります。
何故こんなに狭い道でパレードを……
運転手泣かせのルートですが、ベテラン運転手さんは切り替えなしで右折していました!
そして忘れてはならないグルメ情報🧁
カーニバルの時期パン屋さんに並ぶのがこちら「Berliner」
ベルリーナと呼ばれる揚げドーナッツです。日本の揚げドーナッツのようなフワッとした生地の中にアプリコットジャムやイチゴジャムが入っています。その他カスタードクリームやチョコレートが入っているものもあります。ジャムが主張しすぎない量なので意外とパクッと食べられます。危険ですね……
ドイツの冬は何かとイベントに関連付け、スイーツを食べ続けています。寒い冬を乗り切るため、お楽しみの一環なのでしょうか?イースターまで断食期間というのも納得です。
カーニバルはイースターを基準に設定されるため毎年日程が異なります。
バラの月曜日の前の木曜日Weiberfastnacht(女性カーニバルの日)から始まり、Karnevalssonntag(カーニバルの日曜日)
そしてカーニバルのクライマックスRosenmontag(バラの月曜日)
Aschermittwoch(灰の水曜日)で終了となります。
パレードは週末と月曜日(Rosenmontag)に開催されますが、Rosenmontagに開催されるレードが一番盛り上がります。
今年は週末のパレードを観に行きましたが、マーチングバンドの演奏や趣向を凝らした山車など想像以上に見応え見があったので、来年は是非Rosenmontagのパレードを観に行こうと思います。
2月にドイツ旅行される際は、参考にしてみてください。
それではまた次回。
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