「篠田桃紅 夢の浮橋」
昨年(2021年)逝去された篠田桃紅さんを追悼する展覧会へ行ってきました。
なんと篠田桃紅さん亡くなられた時の年齢は107歳。
老衰のため都内の病院で亡くなられたとのことです。
書家の父・頼治郎に伝統書道を学び、後に墨を使った抽象画家として渡米しました。
欧米各地で個展を開き、国際的に高い評価を受けました。
100歳を過ぎても精力的に色々な活動を続けられ、著書「一〇三歳になってわかったこと」はベストセラーになったほどです。
和紙に、墨・金箔・銀箔・金泥・銀泥・朱泥といった日本画の画材を用いた作品を多く残されています。
↑こちらの作品は、展示室入り口正面に飾られている作品です。
「ある女主人の肖像」というタイトルで
智美術館の創設者であった菊池智さんを表しているそうです。
地下展示室へつながる螺旋階段壁面にも銀の和紙が貼られ、篠田桃紅さんの作品が常設されています。
約50点ほどで2010年代までの作品が展示されています。
この年齢でこんなに力強い作品を制作されていたの!!と驚かされました。
エネルギーを感じる展覧会でした。
美術館自体も素敵です。
虎ノ門のビル群のなかの癒しエリアでもあります。
同じ敷地内の西洋館は登録有形文化財に指定されています。
庭園を見ながらくつろげるカフェも併設されています。
会期:2022年6月18日(土)~8月28日(日)
会場:菊池寛実記念 智美術館(虎ノ門)
« 6月の北海道 | トップページ | ウクライナのバレエ団が日本に来た~! »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』(2022.10.09)
- 「フィン・ユールとデンマークの椅子」展(2022.08.06)
- 「篠田桃紅 夢の浮橋」(2022.07.01)
- ウクライナのバレエ団が日本に来た~!(2022.07.15)
- 「隈研吾展」(2021.07.15)
コメント